2019.06.14 Friday
悲恋物語
鎌倉時代の歌人、藤原定家(ふじわらのていか)と式子(しょくし)内親王
(後白河上皇の第三皇女)は相思相愛の仲だったとか♪
しかし、式子内親王は加茂神社の斎宮となり、やがて出家して亡くなってしまったとか。
定家は式子内親王の没後も思慕を断ち切ることが出来ないまま数十年後に亡くなっそうな。
そして定家の墓からはマサキノカズラが生え出して、やがて式子内親王の墓に絡みつき
墓を覆い隠すまでになってしまったそうな。
ある時、旅の僧が雨宿りをしているところへ女性が現れ、式子内親王の墓に連れて行き
定家との恋話をし読経をお願いしたそうな。
その女性こそ式子内親王の霊だったようで読経の後、静かに墓の中に消えたとか。
そしてマサキノカズラも式子内親王の墓に絡みつくのを止めたのだそうな。
それからはマサキノカズラは定家葛と呼ばれるようになったのだとか。。。
以上、テイカカズラの名前に由来する謡曲の「定家」のお話でした(*^-^)